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訪問介護ピンチ(新潟)

【訪問介護がピンチ】「国は潰す気?」 "報酬引き下げ"で倒産件数過去最多 危機に立つ地域福祉

新潟 NNNセレクション

日本全国で訪問介護事業の危機が叫ばれています。


高齢者の自宅での生活を支える訪問介護。しかし倒産件数は全国で過去最多に上り、危機的な状況に陥っています。現場を取材しました。
2025年3月12日放送 TeNYテレビ新潟「夕方ワイド新潟一番」より


「ごめん下さい。こんにちはどうもお邪魔します。元気そうだえ」柏崎市に住む溝畑論さん72歳。1人暮らしを支えているのは訪問介護です。血圧の測定など健康管理をはじめ週に5日ヘルパーの支援を受けています。

株式会社彩(いろどり)訪問介護事業所。40人の利用者にサービス提供しています。




いろどりの土田代表です。「この先の経営に危機感を抱いています。うんと売り上げ落ちました。報酬単価引き下げられてショックです。もうほんと訪問介護って国から潰されるための事業の一つになってんじゃないのって」

平成12年度から介護保険制度が施行され、平成2年度スタートした在宅介護支援センター(地域包括支援センター)を中心とした在宅介護の推進。しかし在宅介護を支える訪問介護事業が崩壊しつつあります。これはどういうことでしょうか?





土田代表は本来、高齢者に一番寄り添う「訪問介護」が報酬引き下げに伴い赤字です。民間経営なので赤字では継続することができません。

訪問介護事業はこのままでは今後、事業として成立しないと思われます。多くの事業者が倒産、廃業し撤退すればデンマークを手本とした国の介護政策「在宅介護の推進」は失敗すると思われます。



東京商工リサーチによると去年1年間で倒産した全国の訪問介護事業者数は81件で過去最多になりました。背景にあるのが基本報酬額引き下げ。


3年に1度見直される事業者への介護報酬額は2024年4月訪問介護の引き下げました。その余波が広がっています。新潟県内の介護事業者で作る連合会のアンケートによりますと、4割以上の事業者が事業の廃止を検討していると回答しました。

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