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金を掘った人に金持ちはいない

ゴールドラッシュの教訓

1849年アメリカのカリフォルニアでゴールドラッシュが起きた。アメリカの全土や海外から大勢の人が、カリフォルニアに押し寄せた。そのとき、誰が一番儲かったのか。実は、金を掘らなかった人たちです。


ゴールドラッシュ

ゴールドラッシュの教訓は、直接金を掘るよりも、金を掘る人々に必要なものを提供することで大きな利益を得られるということです。この教訓は現代のビジネスにも適用でき、流行のビジネスに直接参入するのではなく、その周辺や関連するビジネスにチャンスを見出すことが成功への近道となります。


1848年頃、アメリカでゴールドラッシュがあった

▼リーバイ・ストラウスのジーンズビジネス
リーバイ・ストラウスは、金鉱掘りの作業着に注目し、頑丈な生地で作業着を開発しました。テントや船の帆に使われていた生地を使用し、ポケット部分にリベットを取り付けて破れにくくするなど、革新的な設計をほどこした。この丈夫なジーンズは金鉱掘りたちに大人気となり、リーバイスは莫大な利益を得ました。


金塊を掘りに行って誰がもうかったのか?

フィリップ・ダンフォース・アーマーの食肉加工ビジネス

▼フィリップ・ダンフォース・アーマーの食肉加工ビジネス
アーマーは、ゴールドラッシュによる食料不足に着目し、採掘者向けの食肉提供ビジネスを展開しました。食料価格が急騰する中、彼は短期間で8000ドルもの利益を上げました。その後、缶詰や石鹸、医薬品など、生活必需品の製造にも事業を拡大しました。

ジョン・スチュードベーカーの手押し車製造

▼ジョン・スチュードベーカーの手押し車製造
スチュードベーカーは、金鉱掘りに必要な手押し車の製造を行い、大きな成功を収めました。1858年までに7000ドルの貯金を築き、後に荷馬車製造業を発展させ、最終的には自動車産業にも進出しました。
 
ツルハシ売り戦略

 

▼ ツルハシ売り戦略
ツルハシ売りとは、ゴールドラッシュで金鉱を掘る人たちをターゲットに大儲けをした人のこと。金を掘るのではなく、金を掘る道具を売ってもうけること。リスクが、ほとんどなくもうけられる。ビジネス戦略としては、ツルハシ売りをおススメします。このビジネス戦略を「マイニング・ザ・マイナーズ」と言います。これは「採掘者を採掘する」という意味です。

金鉱掘りのリスク


 ▼ 金鉱掘りのリスク
ゴールドラッシュのとき、金脈を見つけて一獲千金を手に入れる人は、ごくごくわずか。多くの人は、金脈を見つけられず稼ぐことができなかった。初期投資の費用も回収できず、すべての財産を失ってしまった人が多くいたそうです。金鉱掘りは、とてもリスクがあることなのです。
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