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ある日のデイ5

今日のデイサービス

ガムテープでボーリング




うちわで





デイサービスでは毎日様々なレクリエーションが行われています。
レクリエーションは、楽しみながら身体機能の維持・向上を目指すことや認知症の予防、気持ちをリフレッシュさせることにもつながります。今回は、デイサービスでよく実施されるレクリエーションの代表例をご紹介します。



(1)体を動かすレクリエーション

体を動かすレクリエーションは、リハビリになるのはもちろんですが、ストレスの解消にもつながります。加齢とともに筋力や体力が低下するため、体を動かすことが億劫になってしまう高齢者の方は多いです。しかし、要介護状態が重度になることを防ぐためにも、積極的に体を動かす機会を作ることがとても大切です。運動が苦手な方や、片麻痺などがある方でも無理なくできるレクリエーションもありますので健康状態に合わせて行いましょう。

<風船やお手玉を使ったゲーム>

風船やお手玉をボールのかわりに使用すると、テニスやバレー、バスケットボールなどを安全にケガの心配も少なく楽しむことができます。うちわや新聞紙などがあれば、ラケット代わりに使用できますし、風船の受け渡しリレーをするときの小道具として使えるなど、様々なゲームを楽しめます。

 【1.言葉当て風船バレー】



風船をボールに見立てて、みんなでバレーボールのようにラリーをします。風船に文字が書かれた紙を数枚貼り付け、何という言葉が隠れているか、ラリーをしながら考えて当ててもらいます。体を動かしながら、脳も使えるレクリエーションです。

【2.お手玉入れ】
円を囲むようにみんなで座り、中心に置いた箱にお手玉を投げ入れるシンプルなゲームです。制限時間内にお手玉を何個入れられるかを競います。箱の入り口を狭くする、制限時間を短くするなどして難易度を調整するのもよいでしょう。

【3.風船バスケット】
風船を手で打ち、カゴの中にシュートして入れるゲームです。2チームに分かれ、それぞれの陣地にカゴを置きます。相手チームのカゴに風船をシュートできたら1ポイントとなります。

<体操やダンス>
体操やダンスなど、音楽やかけ声に合わせて体を動かすレクリエーションもよく実施されます。身体状況はそれぞれ人によって異なるため、座ったままでもできるものなど、誰でも楽しめる内容のレクリエーションもたくさんあります。

【4.ラジオ体操】
たくさんの方に馴染みのあるラジオ体操を、レクリエーションとして行うことが多くあります。座ったままでも行えるため全身を効果的に動かすことができます。

【5.リズム体操】
童謡など馴染みのある音楽に合わせて、大きく腕を動かす、足踏みをするなど体を動かします。参加する方の身体状況に合わせて、ゆっくりした音楽を選ぶなど、無理なくできる動きを取り入れることができます。

【6.ダンス】
音楽に合わせて、ダンスを踊ります。バランスを崩して転倒するリスクを避けるために座ったままできるダンスや、簡単な振り付けのダンスもたくさんあります。懐かしい曲から馴染みのある曲、流行の曲まで様々な音楽が使われます。

(2)脳を使うレクリエーション

脳を使うレクリエーションには、認知症の予防や症状の進行をゆるやかにする効果が期待できます。脳を刺激し、脳の働きを活性化させることを目的としているので、クイズなどをする場合に全て正解する必要はありません。簡単すぎてもバカにされていると感じ、自尊心を傷つけてしまうこともあります。難しすぎても達成感が得られず自信を失うことも考えられます。参加する方の身体状況に合わせて、楽しみながら行える内容にすることが大切です。

【7.クイズ・なぞなぞ】
クイズ・なぞなぞは、脳を使い簡単に楽しむことができるレクリエーションのひとつです。ことわざクイズや間違い探しなど、参加する方の身体状況に合わせて、クイズを出題するようにしましょう。

【8.数字・漢字問題】



数字・漢字問題は、足し算や引き算、漢字の読み書きなどの簡単なものだけでなく、ランダムに並んだ数字から決まった数字だけに丸をつけるスピード丸つけや、バラバラに分解された漢字から熟語を答える漢字バラバラパズルなど、種類もたくさんあります。プリントなどを使ってひとりで黙々と楽しむこともできますし、みんなで協力しあうゲームにしても盛り上がります。

【9.カードゲーム】
トランプやかるたなどのカードゲームは、カードの記憶や作戦を立てることで頭をよく使うため、脳の活性化につながります。特に神経衰弱は、記憶力を必要としますが簡単なルールのためデイサービスでよく行われています。

(3)手先や指先を使うレクリエーション

手先や指先を使うレクリエーションは、脳の活性化につながります。手芸や工作などのアートに関するレクリエーションは、作品を作る喜びや完成したときの達成感を味わえるため、多くの介護施設で実施されています。趣味・特技が編み物や裁縫の方にとっては、楽しみながら自信を取り戻すことにもつながるでしょう。

【10.手芸】
手芸には、裁縫や編み物など定番のものはもちろん、針も糸も使わない簡単な作品や、初心者でも楽しみながら作れるものなどたくさんあります。フェルトに布を貼り付けて作るコースター、羊毛フェルトを使った飾りなど、お家に持ち帰って使用できる作品は特に喜ばれます。

【11.工作】
工作では、折り紙、牛乳パック、トイレットペーパーの芯などを使用して行います。3月はひな人形、6月はあじさい、12月はクリスマスツリーといった季節のイベントに合わせた作品を作ることが多いです。できあがった作品は家族へのプレゼント、自分のお部屋の装飾品などにして楽しむことができます。

【12.おやつ作り】
おやつ作りは、食べる楽しみにつながるのはもちろんですが、周囲とのコミュニケーションのきっかけにもなりやすいです。また、低栄養状態を防ぐための栄養補給の役割も担っています。栄養価の高い食品を使用するのが理想的ですが、凝ったお菓子を作る必要はありません。おいしい、簡単、食べやすいを重視してメニューを考えるのがポイントです。例えば、ヨーグルトにフルーツをトッピングするだけでも十分に楽しめるでしょう。

(4)歌や音楽を使うレクリエーション

歌うことは、心肺機能の維持や向上につながります。懐かしい音楽を聴くだけでもリラックス効果が期待され、気持ちを落ち着かせることにもつながります。みんなで一緒に歌う、音楽をかけながら体操やダンスをするなど、歌や音楽を使えばさまざまなレクリエーションが楽しめます。

【13.合唱】
合唱は、定番の音楽レクリエーションです。童謡や懐かしい音楽などを、歌詞を見ながらみんなで歌います。何度か歌った後に、歌詞の一部を隠しても歌えるかどうか記憶力クイズを行うこともあります。決められた文字だけは声を出さずに手を叩く文字抜き合唱も楽しむことができます。

【14.イントロクイズ】
イントロクイズで、高齢者なら誰でも知っているような有名な曲のタイトルを当ててもらいます。昔の記憶を辿って答えを考えることで集中力を養うことにつながり、脳の活性化が期待できます。

【15.楽器演奏】
鈴やマラカス、タンバリンなど、軽くて簡単に持てる楽器を曲に合わせて演奏します。楽器がない場合は、手を叩く、足踏みをするなどで音を出すボディーパーカッションでも大丈夫です。仲間と息を合わせて演奏することで集中力を養えます。うまく音が重なれば一体感や達成感も味わうことができます。

 
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