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蔦屋重三郎

2025年1月5日から始まった大河ドラマ「べらぼう」は蔦屋書店の由来となった江戸の・出版人、蔦屋重三郎(蔦重)の波乱万丈な人生を描いた物語。

TSUTAYA

Tカード、蔦屋書店などを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)は、蔦重とは血縁関係はないそうです。CCC創業者、増田宗昭会長は「蔦重が大衆文化を盛り上げたように、自分たちは音楽や映画を大衆の人が楽しめるようにしたいと考えました。自分たちの目指す企業集団。そういうビジネスモデルを江戸時代にやっていたことに、私はすごく感銘を受けて尊敬しています」と話されています。
そうした思いは社員に向けて企業理念などをまとめた冊子にも。

蔦重の印

蔦重が版元として使っていた印を企業のシンボルにしたCCC。「新しい世代が、新しい発想を行い、新しい蔦重や、新しい歌麿・写楽が頑張る未来を夢見ています」と増田会長。

吉原細見

匠な広告マンとしての蔦重の力量。版元として初期に出版した「吉原細見」にもあらわれているといいます。
「吉原細見」は吉原の町のガイドブック。地図に加え遊女の名前や格付けなど、詳細な情報が網羅されています。
巻末には発行する書籍の終盤のページに自身の店の蔵書リストを広告として掲載。
「書籍を売りながら書籍の広告をする」
現代では当たり前となっている手法ですが、当時としては画期的なものでした。


TSUTAYAグループ

TSUTAYAの新しい取り組み。CCCのフランチャイズとして、800店舗の「TSUTAYA」を展開するカルチュア・エクスペリエンス㈱は2024年「店舗コンサルティングサービス」を開始しました。
運営ノウハウを使い、事業者ごとの課題や悩みを解決。事業の持続的成長実現をサポート。サービス内容は。
・販促支援
・出店戦略支援
・店舗運営標準化、効率化支援
・本部強化支援

売上・利益の最大化につなげる知識とスキルの総合的活用をサポートするとします。

蔦重が現代日本に残したもの

2025年は、日本でラジオ放送が始まってちょうど100年目を迎える節目の年。その記念すべき年にNHK大河ドラマは、江戸時代の浮世絵版元(出版人)として知られる蔦重を取り上げました。
貧しい庶民の子に生まれ、親を失い遊里の茶屋に引き取られた若者が、知恵と努力で流行を先取りし、「江戸のメディア王」にのし上がっていく。
蔦重は吉原を「流行の発信地」、遊女を男女問わず「憧れの存在」に変えました。
吉原は言うまでもなく遊郭。遊女は自分の意思でなく、「身売り」という結果の逆境でした。だが、吉原はたんなる遊郭ではなく、江戸文化の中心の一つで、流行の発信地でもあった。この吉原のイメージを作ったのが蔦重でした。
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