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アンパンマン

節分を記念して、「ザ・オジンバンド」さんのイベントを開催します。その前に豆まきと入居者へのアンパンマンの人形をプレゼントします。人形は人数分ありますので、くじを引いていただいて当たりは巨大アンパンマン、ハズレはミニアンパンマンです。

プレゼント用アンパンマン人形

アンパンマンの名前の由来は「アン」が赤ちゃんが最初に話す言葉「あ~」で「パン」が「パパ」で「マン」が「ママ」という意味だそうです。
子供から大人まで、世界中で愛される「アンパンマン」。このアンパンマンが生まれた背景には、作者、やなせたかしさんの戦争体験がありました。

「そうだ うれしいんだ いきるよろこび」で始まる「アンパンマンのマーチ」子供だけでなく大人にもファンは少なくありません。
東日本大震災の被災地では放送局へのリクエストが相次ぎ、「子供の笑顔が戻った」など多くの感謝の言葉も届いたそうです。この歌には、なぜ人々を元気にする力があるのだろうか。

バイキンマン

アンパンマンのキャラクターが持つ深い意味は、やなせたかし氏が「戦争と言うのは腹が減って大変なんだ」という話の中にあります。
やなせ氏は中国上海郊外で敗戦を迎えますが、「戦争はとにかく腹が減る。人間一番つらいのはお腹が減ることなんだ」
当時は、水みたいなおかゆやタンポポなんかを食べていたそうです。
「人間、飢えてくると、人を裏切ってでも何とか食べようとする。考えもおかしくなってくる」だから、お腹が減っている人を助けるヒーローが必要だと思われたそうです。
それで、空腹で困っている人たちに、アンパンでできた自分の顔を食べさせるヒーローが生まれました。

アンパンマンの仲間たち

身を削って人を助けるには痛みが伴います。歌の中にも「たとえ胸が痛んだとしても」という歌詞があります。自分を正義だと言って、嫌なものはどんどん排除していく。行きつく先が戦争です。
やなせさんは、本当の正義とは、「オレが正義だ」と威張るのではなく、自分を犠牲にしてでも、みんなを食べさせ笑顔にしてあげることですと言われています。

アンパンマンミュージアム

アンパンマンの主題歌「アンパンマンのマーチ」は子供向けの歌詞ですが、深い内容です。
「なんのために生まれてきて なにをして 生きるのか こたえられないなんて そんなのは いやだ! (中略)
何が君の しあわせ なにをして よろこぶ わからないまま おわる そんなのは いやだ!」

「何故生きるの?」
あなたは子供に聞かれて答えられますか。

昔の哲学者は、「自分の為に生きる。自分の人生を最大化することが生きる目的」と答えています。
アンパンマンの主題歌は、他人の幸せが自分の幸せだと言っています。果たして自分を犠牲にして他人を助ける人がどれだけ世の中にいるのでしょう。

アンパンマンのマーチ

「アンパンマンマーチ」が流れるアンパンマンミュージアムは日本各地にあり、子供たちの夢を乗せて今日も開演します。
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