2026.5.31
5月31日はブルームーン
2026年の5月は、5月2日の未明と5月31日の夕方の2回、満月の瞬間があります。1か月に2回満月があるのは2〜3年に1度の頻度です。 1か月の2回目の満月は「ブルームーン」とも呼ばれます。
英語では「めったにないこと」「稀なこと」という意味で“Once in a blue moon”というフレーズが使われますが、実際の「ブルームーン」とはどんなものなのでしょうか?
――残念ながら、月が本当に青くなるわけではありません。誤解を招くような名前ではありますが、ブルームーンは夜空の美しさを楽しめるだけではなく、実は人類の文化と歴史に深い関係のあるものなのです。
ブルームーンを見ることができれば幸せになれるという伝えがあります。北九州市の平尾台でも毎年「ブルームーン鑑賞会」を平尾台自然の郷で開催され、大勢の観覧者で賑わいます。これから2026年5月31日以降のブルームーン発生カレンダーです。

5月31日のブルームーン

「ブルームーン」という今年3月6日公開の映画があります。本年度アカデミー賞2部門ノミネート。リチャード・リンクレイター監督。イーサン・ホーク主演の映画です。
映画「ブルームーン」

あらすじ。
1943年3月31日、作詞家のロレンツ・ハートと長年タッグを組んできた作曲家リチャード・ロジャースが、新たな相棒と組んだ初めてのミュージカル「オクラホマ!」が初演を迎えた。その日の夜、ブロードウェイのレストラン「サーディーズ」で開かれるパーティに招待されたハートは、そこで自身の孤独や苦悩、恋心に向き合うこととなる。
カクテル「ブルームーン」

ブルームーンは、ジン+すみれ系リキュール(パルフェタムールやクレーム・ド・バイオレット)+レモンジュースをシェイクして作る、紫がかった色合いのショートカクテルです。ジンのキレとスミレの香りが特徴で、アルコール度数は中程度とされています。
ブルームーンと言えば、昔書いたショートショートがあります。
「ブルームーンな夜」
脇山博司
しばらくぶりに逢う恋人ニ人が、空を見上げて言った。
「今夜はすてきなブルームーンだね。まるできみのように綺麗だ」
「そんな適当なこと言って。でも本当に大きくて、青く輝いてるわね」
それはまるで、夜空に浮かぶサファイヤだった。
彼らの心を洗い流してくれそうなほどに美しい。
「知ってる? その昔、月はもっと小さく黄色かったらしいよ?」
「えー、またそんな適当なこと言ってーー」
「ちょっと待って。これは本当のことなんだって」
「これはってことは、つまり私が綺麗だってのは、やっぱり適当だったのね。」
「ち、違うよ! 僕は本当にきみのことを綺麗だってーー」
「うふふ、そんなのわかってるわよ」
「まったく、きみはいじわるだな」
二人は顔を見合わせると、幸せそうに笑う。
月から見た地球

そしてふたたび、夜空を見上げた。
「こうしてあなたと一緒にいられて、私は本当にしあわせよ」
「僕もだよ。こうして生きていられること、ご先祖様に感謝しないとね」
「そうね。百年前、移住を決断したご先祖様にね」
「しかし皮肉だな。汚染によって絶滅した星が、あんなにも綺麗だなんて!」
男はひとつ、ため息をついた。
今二人が立っている大地は、人類が移住した、月。
そして二人が見上げた青い月は、滅んだガイア(地球)だった。
「ねえ、感傷にひたってるところ悪いんだけど」
「何?」
「もしかして、遠回しに私の心が汚いって言ってる?」
「ーーーーー」
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英語では「めったにないこと」「稀なこと」という意味で“Once in a blue moon”というフレーズが使われますが、実際の「ブルームーン」とはどんなものなのでしょうか?
――残念ながら、月が本当に青くなるわけではありません。誤解を招くような名前ではありますが、ブルームーンは夜空の美しさを楽しめるだけではなく、実は人類の文化と歴史に深い関係のあるものなのです。
ブルームーンを見ることができれば幸せになれるという伝えがあります。北九州市の平尾台でも毎年「ブルームーン鑑賞会」を平尾台自然の郷で開催され、大勢の観覧者で賑わいます。これから2026年5月31日以降のブルームーン発生カレンダーです。

5月31日のブルームーン

「ブルームーン」という今年3月6日公開の映画があります。本年度アカデミー賞2部門ノミネート。リチャード・リンクレイター監督。イーサン・ホーク主演の映画です。
映画「ブルームーン」

あらすじ。
1943年3月31日、作詞家のロレンツ・ハートと長年タッグを組んできた作曲家リチャード・ロジャースが、新たな相棒と組んだ初めてのミュージカル「オクラホマ!」が初演を迎えた。その日の夜、ブロードウェイのレストラン「サーディーズ」で開かれるパーティに招待されたハートは、そこで自身の孤独や苦悩、恋心に向き合うこととなる。
カクテル「ブルームーン」

ブルームーンは、ジン+すみれ系リキュール(パルフェタムールやクレーム・ド・バイオレット)+レモンジュースをシェイクして作る、紫がかった色合いのショートカクテルです。ジンのキレとスミレの香りが特徴で、アルコール度数は中程度とされています。
ブルームーンと言えば、昔書いたショートショートがあります。
「ブルームーンな夜」
脇山博司
しばらくぶりに逢う恋人ニ人が、空を見上げて言った。
「今夜はすてきなブルームーンだね。まるできみのように綺麗だ」
「そんな適当なこと言って。でも本当に大きくて、青く輝いてるわね」
それはまるで、夜空に浮かぶサファイヤだった。
彼らの心を洗い流してくれそうなほどに美しい。
「知ってる? その昔、月はもっと小さく黄色かったらしいよ?」
「えー、またそんな適当なこと言ってーー」
「ちょっと待って。これは本当のことなんだって」
「これはってことは、つまり私が綺麗だってのは、やっぱり適当だったのね。」
「ち、違うよ! 僕は本当にきみのことを綺麗だってーー」
「うふふ、そんなのわかってるわよ」
「まったく、きみはいじわるだな」
二人は顔を見合わせると、幸せそうに笑う。
月から見た地球

そしてふたたび、夜空を見上げた。
「こうしてあなたと一緒にいられて、私は本当にしあわせよ」
「僕もだよ。こうして生きていられること、ご先祖様に感謝しないとね」
「そうね。百年前、移住を決断したご先祖様にね」
「しかし皮肉だな。汚染によって絶滅した星が、あんなにも綺麗だなんて!」
男はひとつ、ため息をついた。
今二人が立っている大地は、人類が移住した、月。
そして二人が見上げた青い月は、滅んだガイア(地球)だった。
「ねえ、感傷にひたってるところ悪いんだけど」
「何?」
「もしかして、遠回しに私の心が汚いって言ってる?」
「ーーーーー」

