2026.4.30
ストレスに負けない生き方
「心が熱くなる365人の仕事の教科書」(到知出版社)から一話ご紹介します。
今回は、松崎一葉、筑波大学大学院教授による「ストレスに負けない生き方」です。
ストレスに負けない生き方
松崎一葉
筑波大学大学院教授

かって医療社会学者のアーロン・アントノフスキーが強制収容所から生還した人の健康調査を行ったところ、一部の人たちはとても長生きしたことが分かりました。共通して次の三つの特性を持っていたと報告しています。
一、有意味感

辛い事、面白みを感じられないことに対しても、意味を見いだせる感覚。明日ガス室に贈られるかもしれない中、自暴自棄にならずに、今日の労働に精を出せること。
我々のレベルに置き換えると、望まない部署に配属されても、「将来何かの役に立つかもしれないし」と思って前向きに取り組めることと言えます。
二、全体把握感

「ひとまず夜が来ればこの過酷な労働も終わりだ」とか「いつかは戦争が終わって解放されることがあるだろう」と思えること。先を見通す力、とも置き換えられるかもしれません。
仕事に転じれば、例えば今週は忙しくて土日に出勤になっても「なんて忙しいんだ」と思うのではなく、「今週は休めなかったけど、来週のこの辺は少し余裕ができるから、そこで休めるな」など、先を見て心の段取りが取れること。
それはそのまま仕事の段取りに通じます。「来週のこの辺で忙しくなりそうなので、他部署からヘルプをお願いできませんか?」と、パニックになる前に助けの要請を出せることで、自分もチームも円滑に仕事が回せるのです。
三、経験的処理可能感

最初はこんなことは絶対できないと思っても、「そういえばあの時もできないと思ったけど、意外とできたよな。今回も出来るんじゃないかな」と思えること。
初めて手掛ける仕事でも、過去の経験からこの程度まではできるはず、でもその先は未知のゾーンだと冷静に読める。ただ、その道のゾーンも、あの時の仕事の経験を応用すればできるかなとか、損人に手伝ってもらえそうだなと把握できる感覚です。
また、学生時代に努力して練習して優勝したとか、頑張って勉強したら志望校に合格できたという経験から、「今回も自分はできる」と思えることも大きく捉えれば経験的処理可能感といえるでしょう。
ナチス強制収容所
一覧に戻る
今回は、松崎一葉、筑波大学大学院教授による「ストレスに負けない生き方」です。
ストレスに負けない生き方
松崎一葉
筑波大学大学院教授

かって医療社会学者のアーロン・アントノフスキーが強制収容所から生還した人の健康調査を行ったところ、一部の人たちはとても長生きしたことが分かりました。共通して次の三つの特性を持っていたと報告しています。
一、有意味感

辛い事、面白みを感じられないことに対しても、意味を見いだせる感覚。明日ガス室に贈られるかもしれない中、自暴自棄にならずに、今日の労働に精を出せること。
我々のレベルに置き換えると、望まない部署に配属されても、「将来何かの役に立つかもしれないし」と思って前向きに取り組めることと言えます。
二、全体把握感

「ひとまず夜が来ればこの過酷な労働も終わりだ」とか「いつかは戦争が終わって解放されることがあるだろう」と思えること。先を見通す力、とも置き換えられるかもしれません。
仕事に転じれば、例えば今週は忙しくて土日に出勤になっても「なんて忙しいんだ」と思うのではなく、「今週は休めなかったけど、来週のこの辺は少し余裕ができるから、そこで休めるな」など、先を見て心の段取りが取れること。
それはそのまま仕事の段取りに通じます。「来週のこの辺で忙しくなりそうなので、他部署からヘルプをお願いできませんか?」と、パニックになる前に助けの要請を出せることで、自分もチームも円滑に仕事が回せるのです。
三、経験的処理可能感

最初はこんなことは絶対できないと思っても、「そういえばあの時もできないと思ったけど、意外とできたよな。今回も出来るんじゃないかな」と思えること。
初めて手掛ける仕事でも、過去の経験からこの程度まではできるはず、でもその先は未知のゾーンだと冷静に読める。ただ、その道のゾーンも、あの時の仕事の経験を応用すればできるかなとか、損人に手伝ってもらえそうだなと把握できる感覚です。
また、学生時代に努力して練習して優勝したとか、頑張って勉強したら志望校に合格できたという経験から、「今回も自分はできる」と思えることも大きく捉えれば経験的処理可能感といえるでしょう。
ナチス強制収容所

