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1年の初めに(稲森和夫)

2026年(令和8年)がスタートしました。「心が熱くなる365人の仕事の教科書」(到知出版社)の1月1日として記載されていたお話をご紹介します。

知恵の蔵を開く

稲森和夫 京セラ名誉会長


私は技術者として、また経営者として、ながく「ものづくり」に携わる中で、偉大な存在を実感し、敬虔な思いを新たにすることが少なくありませんでした。大きな英知に触れた思いがして、それに導かれるように、様々な新製品開発に成功し、事業を成長発展させ、さらには充実した人生を歩んできたように思います。

このことを、私は次のように考えています。
それは偶然でもなければ、私の才能がもたらした必然でもない。この宇宙のどこかに、「知恵の蔵(真理の蔵)」というべき場所があって、私は自分でも気づかないうちに、その蔵に蓄えられた「叡智」を、新しい発想やひらめきとして、その都度引き出してきた。
汲めども尽きない「叡智の井戸」、それは宇宙、または神が蔵している普遍の真理のようなもので、その叡智を授けられたことで、人間は技術を進歩させ、文明を発展させることができた。私自身もまた、必死になって研究に打ち込んでいる時に、その叡智の一端に触れることで、画期的な新材料や新製品を世に送り出すことができた―そのように思えてならないのです。

京都賞


私は「京都賞」授賞式のときなどに」、世界の知性ともいうべき、各分野を代表する研究者と接することがあります。その時、彼らが一様に、画期的な発明発見に至るプロセスで、独創的なひらめき(インスピレーション)を、あたかも神の啓示のごとく受けた瞬間があることを知り、驚くのです。

彼らが言うには、「創造」の瞬間とは、人知れす努力を重ねている研究生活のさなかに、ふとした休息をとった瞬間であり、時には就寝時の夢の中であったりするそうです。そのような時に、「知恵の蔵」の扉がひらき、ヒントが与えられるというのです。

京セラドーム


エジソンが電気通信の分野で、画期的な発明発見を続けることができたのも、まさに人並み外れた凄まじい研鑽を重ねた結果、「知恵の蔵」から人より多くのインスピレーションを授けられたということではなかったでしょうか。

人類に新しい地平をひらめいた偉大な先人たちの功績を顧みるとき、彼らは「知恵の蔵」からもたらされた叡智を創造力の源として、神業のごとき高度な技術を我がものとして、文明を発展させてきたのだと、私には思えてならないのです。



1年の初めにというテーマの投稿もあります。

1年を振り返り自分と向き合おう!振り返りのポイントも解説
投稿者:Indeed
更新: 2025年11月28日

1年を振り返り自分と向き合おう!振り返りのポイントも解説

年末がやってくると、「今年はどんな1年だったか」を振り返る機会も増えるでしょう。仕事納めの処理や忘年会など忙しなくなる時期ですが、次の1年を有意義にするために、1年を振り返ることはとても重要です。
本記事では、1年を振り返る意味や、振り返りをするときのポイントや効果的な方法を解説します。1年の振り返りに使える10の質問も紹介するので、夜寝る前や休日にじっくりと取り組んでみてはいかがでしょうか?

1年を振り返るとなぜ良い?

なぜ1年の振り返りが必要なのでしょうか?それは、自分自身を客観的に見つめ、1年で自分がどう成長でき、学びを得たのかをしっかりと腹落ちさせられるからです。

ときには失敗や、うまくいかなかった経験、成し遂げられなかった出来事などを思い出して、落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、良かった点も悪かった点も、ゆっくりと時間をとって1年を振り返るのが重要です。

現在の自分を改めて見つめ直せば、チャレンジしたい取り組みや乗り越えたい課題などを明確に意識でき、次の1年を有意義に過ごせるでしょう。

1年を振り返るときのポイント

1年を振り返るときのポイントは、2つあります。

1. 肯定的に受け入れる

1つ目は、印象に残っている出来事を思い出して「肯定的に受け入れる」ことです。

成功体験や楽しかった出来事は、肯定的に受け入れやすいでしょう。ここでは、「なぜうまくいったのか」もあわせて振り返ります。

失敗や辛かった体験は、否定的な気持ちで思い出してしまうかもしれません。その際は「失敗などから得た学び」に目を向けます。

成功も失敗も肯定的に受け入れて自己肯定感を高めれば、さらなるチャレンジへのやる気が出てくるでしょう。

2. ネガティブなポイントとも向き合う

もう1つは、自分が抱えている課題や改善するべき短所など、「ネガティブなポイントとも向き合う」ことです。

今年できなかったことや失敗したことを掘り下げ、なぜ結果につながらなかったのかを考えることで、次への道標にもなるでしょう。

また、失敗や達成できなかった課題を他人のせいにするのではなく、自分に足りなかった部分を見つめて改善すれば、成長の鍵となります。

1年を振り返る方法

1年を振り返るには、1人で振り返る方法と、他の人と一緒に振り返る方法があります。1人で振り返る場合にはあらかじめ質問を用意しておき、回答をノートに書き出す方法がスタンダードでしょう。

手帳を見返すなどして年間のイベントを時系列で振り返り、記憶を整理するなかで自分の心の動きを確かめる方法もあります。

他の人と一緒に振り返る場合は、友達や同僚など、2人以上の仲間で話し合いながら振り返ると良いでしょう。相手の話を写し鏡のようにして自分自身を見つめるのは、1人ではできない体験です。

または、コーチングやキャリアカウンセリングなど、対話の専門家の力を借りるのも一手です。自分で質問を用意しなくても、最適な問いを期待できます。

1年の振り返りに使える10の質問

以下では、1年の振り返りに使える10の質問をご紹介します。ぜひ自分自身に問いかけてみてください。

質問1「今年、楽しかった思い出や嬉しかった経験は?」

あなたの価値観を明らかにするための質問です。

何を楽しい、うれしいと思うのか、あなたの心が感じる喜びを改めて意識すれば、誰かと比べた相対評価ではない自分軸での振り返りができます。

質問2「今年、時間やパワー、お金を費やしたことは?」

あなたが何を頑張ったのか、あるいは頑張りたいと思っていたのかを意識するための質問です。

時間、パワー、お金などを使ってあなたがとった行動を、より記憶の解像度を上げて振り返れます。

質問3「今年、達成したかった目標は?」

年初に立てた目標や計画、途中で新たに立てた目標を明らかにするための質問です。

なりたいと考えていた自分を思い出し、「本当のなりたい姿」をより深く考えるきっかけになるでしょう。心から達成したいと思っていなかった目標は、来年は手放すのもおすすめです。

質問4「今年の成果は?」

「今年の目標」を明確に立てていた人は、達成状況を振り返りましょう。来年の目標設定に役立ちます。

目標が曖昧だった人は、たとえば売上、利益、睡眠時間、何を○回達成した、などのように数字で1年を振り返ってみると、今年の成果を可視化しやすいでしょう。

質問5「今年、いちばん大きく変化したことは?」


1年で、自分自身や環境がどう変化したのかを把握するための質問です。

その変化がプラスなら自己成長感を得られますし、逆に変化がマイナスであっても、希望が叶わなかった原因を探るきっかけになります。

質問6「今年の自分の好きなところは?」

1年のあなた自身を、肯定的に評価するための質問です。誰かと比べる必要はありません。自分自身を見つめたときに好感を持てるところを探して、まずは自分を褒めましょう。

他人と一緒に振り返る場合は、お互いに褒め合えば、より自己肯定感が高まるでしょう。

質問7「来年の自分で、変えたいところはありますか?」

自分の良いところを認めたうえで、改善したいところに目を向けるための質問です。

他者からの期待に答えるためではなく、「自分自身のために自分を変えたい」と思うからこそ、改善につながる行動がとれるはずです。

質問8「今年、感謝を伝えるべき人は誰ですか?」

人は1人では何も成し得ません。力を貸してくれた人、動いてくれた人、支えてくれた人、機会をくれた人、見守ってくれた人、感謝を伝えるべき人の顔を思い浮かべてみましょう。

あなたに感謝の気持ちがあるからこそ、来年以降もよりよい関係でいられるでしょう。

質問9「今年、失敗から学んだことは?」

1年の振り返りで大切なのは、良かった出来事を反芻して満足することだけではありません。

失敗を振り返り、何を学んだのか、何を得たのかを自覚すれば、来年に活かせます。

質問10「1年前に戻れるなら、自分に何と言ってあげる?」

1年前に戻れるなら、“当時の自分”に何と声をかけてあげますか? どんなアドバイスをしてあげたいでしょうか? 

あなたが次の1年の振る舞いのなかで、本当に大切にしたい軸になるかもしれません。

まとめ

1年の振り返りは、自分自身を客観的に見つめ直す機会となります。1年間の自己成長や新たに得た学びを改めて自覚すれば、来年の目標や大切にしたい価値観が明確になるでしょう。

本記事で紹介した10の質問に沿って1人でじっくり取り組むのも、家族や、友達、同僚などと一緒に振り返りの場を持つのもよいでしょう。年末にはぜひ、次の1年を有意義に過ごすための準備をしてください。
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